相川・梨沢地区での活動
豊かな自然に恵まれた千葉県富津市相川・梨沢地区。
まさにこの地区が東大むら塾の主な活動場所になっています。
私たちは、農業と地域連携を二本柱として、野菜栽培から寺子屋まで様々なことを行っています。
目次
①農業
田植え合宿
例年5月上旬に開催される田植え合宿は、新歓活動の中でむら塾に興味を持ってくれた新入生が初めて相川・梨沢地区で経験する一大行事です。2023年度は3回に分けて日帰りで行いました!
新入生に実際に相川地区で田植えをすることで地域とむら塾の両方を深く知ることができる機会になっています。
むら塾メンバーが一年で一番集まる行事にもなっており、田植えだけでなく地域の方達を集めてBBQを行ったり、地域の魅力がわかるハイキングに行ったりと楽しいイベントになっています。
稲刈り合宿
東大むら塾は毎年9月に稲刈りを行なっています。
むら塾での稲刈り作業での特徴は、なんといっても、機械干しの代わりに、太陽の力で干す「おだかけ」です。おだかけでお米を乾燥させると、機械に比べて格段と美味しくなりますが、そのぶん、作業の大変さも段違いとなります。
基本的に作業は、バインダー(稲を刈って束にしてくれる機械)を押す人と、竹でおだを組み立てる人と、おだに稲の束をかける人に分かれます。
その後は、稲の束を回収しまとめる作業をはさみ、工場に脱穀乾燥精米を任せます。
台風の様子を見ながらのスケジュール調整と、どれだけ効率的に作業できるかが肝となります。
一昨年は、おだかけを半分ほど終えた状態のあとに、大型台風に襲われてしまいました(多くの家庭が二週間弱の停電と、屋根の崩壊を経験しました)。よって、作業を全てやり直すことになってしまったのです。
稲刈りは、失敗すれば、その年のむら塾の商品がなくなり、例年の駒場祭・五月祭で出す米粉もなくなってしまう重要なイベントです。代わりに成功すれば、そこから一年間、むら塾が活動を行う上での基盤となるのです。
無農薬野菜
東大むら塾では、相川・梨沢地区の方に土地をお借りして季節に応じた野菜を育てています。
作った野菜はメンバーで山分けしたり、ごはんミーティングで使われたりしています。
その他、東大の学園祭でも販売されています。
病虫害や獣害など農業が抱える課題にも直面することがありますが、それを乗り越えるため日々考えて活動しています。
のどかな風景の中、皆で農作業をする。
そんなのんびりとした時間を大切に活動していきたいと考えています。
天日干しコシヒカリ
私たちは、地元の農家の皆様と協力して、ブランド米「てとて」も相川・梨沢地区の農地で育てています。
てとては、コシヒカリを天日干して育てたものです。ふるさと納税の返礼品になっており、学園祭での販売も行なっています。
「てとて」について詳しく知りたい方はこちらから
ホップ栽培
私たちは、相川・梨沢地区の農地で、2021年よりホップの栽培に取り組んでいます。
育てたホップは、鋸南麦酒さんとのコラボで、「相川ふるさとエール」としてクラフトビールとなり、富津市各地や大学の生協で提供されます。
②地域おこし
むら塾だより
むら塾だよりは相川・梨沢地区の方々に向けて、地域連携活動の一環として東大むら塾が作成している広報紙です。季節ごとに年4回発行し、今後のイベントの連絡やこれまでの成果の報告など、東大むら塾の様々な活動を発信しています。
むら塾に関わりのある方も、そうでない方も、このむら塾だよりを通して私たちのことをもっと知っていただきたいです。地域の方々からのご要望も参考させていただきながら、東大むら塾をもっと身近に感じていただける紙面作りを目指しています!
富津っ子
富津市の魅力を伝えたい有志の方々が運営している富津っ子というサイトにむら塾の記事も載せていただいています!
むら塾のことや富津の魅力について盛りだくさんのサイトですので以下のリンクよりぜひご覧ください。
https://futtsu.co/
相川地区との打ち合わせ
相川・梨沢地区の住民の方との地域連携活動の根幹に月例で地域の公民館で行われる打ち合わせがあります。
この打ち合わせはむら塾の活動と地域での動きを共有してお互いに意見を交換する貴重な場です。学内にいるだけでは決してわからない地域の実情を住民の生の声を伺ったり、どのように相川・梨沢地区を発信していくべきなのかということに関して話し合います。
祭礼
相川梨沢地区で隔年行われる祭礼では半日をかけて山車を担ぎながら地区を練り歩き、夜は地域の皆さんが集まって出し物等のイベントが行われます。
東大むら塾は山車担ぎのお手伝い、そしてイベントで小さな企画を出させて頂いております。
私達東大むら塾にとって祭礼は、地域の文化を肌で感じ、地元の方々とお話をするとても貴重な機会であり、メンバーが相川梨沢に愛着を持つきっかけにもなる大事なイベントです。
祭礼の実施は簡単なことではありませんが、地域の皆さんが守り続けてきた伝統がこの先も続けられるよう、東大むら塾ができるお手伝いをこれからもしていきたいと思います。
寺子屋
毎年夏休みには「寺子屋」を開催しています。寺子屋とは小学校などで地域の子供たちにボランティアで勉強を教える企画で、富津市役所、天神山小学校、湊小学校の3箇所で開催しています。
2021年度は感染症対策のためオンラインでしたが、2022年度は対面での開催を再開することができました!
ただ勉強を教えるだけでなく、子供達との会話・遊びを通して交流を深めています。毎年たくさんの方が参加されるので、地元の子供たちと交流する大切な機会になっています。
花火大会
富津市民花火大会は、千葉県富津市の富津海水浴場で行われているる花火大会です。
2019年度の花火大会で東大むら塾は、じゃがバターを販売しました。
訪れた多くの方々に私たちの育てたじゃがいもを食べて頂くことができ、美味しいと言ってくれる人もいて励みになりました。
また、むら塾の宣伝もじゃがバターの宣伝と並行して行いましたが、むら塾の活動に興味をもちメンバーの話を聞いてくれる人もいて、とても嬉しかったです!
獣害対策活動
東大むら塾では2021年から、地域と連携して相川、梨沢地区の獣害対策支援を行っています。地域の外と地域の獣害問題を結びつけることで新しい獣害対策支援の形を目指します。
協賛 日本グラウンドワーク協会